でも、実は「歌詞が存在しない」国歌も世界には多い。
スペインには国歌が存在しない
例えば、最たる例がスペイン。前回のワールドカップの覇者であり、おそらく今回のワールドカップでも優勝候補ナンバーワン。そんなサッカー一流国が、実は歌詞が存在しない。もしスペイン戦を観戦する機会があれば、ぜひ選手の口元を見てください。誰一人として口を開けてる選手はいないはず。
実はスペインは色んな民族が混在してて、未だに独立するとかしないとか揉めてる。だから歌詞を決めようにも、一筋縄ではいかない。実際2007年オリンピック招致活動の中で、歌詞を付けようぜという流れになったものの、結局お流れ。
日本で例えたら、「標準語で歌詞作んなや!」と関西人が激怒。関西弁で歌詞を作ろうとしたら、九州人あたりが「なんばしよっとね!」と激怒。この繰り返しで収拾が付かない的な感じだろうか。
君が代は石原慎太郎も大嫌い?
君が代の歌詞も、実は結構揉めてる。天皇に忠誠を誓う歌詞だからダメ、などが代表的な理由。例えば、現在国会議員である石原慎太郎も「滅私奉公みたいな内容だから気に食わない、テキトーにオレは歌詞を変えて歌ってる」と豪語してたりする。歌詞は存在した方が良いように見えて、実は案外揉める原因だったりする。それだったら最初から歌詞を無くしてしまって、スペインのような平和的な道を歩むのも一つの手なのかも知れない。
何より歌詞を覚えなくて済むのが楽ですよね(・∀・)