2014年6月16日月曜日

2014年 人手不足ってマジ?

2014年は人手不足らしい。テレビや新聞では、それだけ好景気だと盛んに宣伝してる。

実際、総務省が発表した2014年4月の有効求人倍率は1倍を超えた。なんと7年9ヶ月ぶりだそう(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140609-00000072-reut-bus_all)。

確かに人手不足は起きている。ただし、その中身が問題。外食チェーンなど、所詮は都心を中心とした単なる「アルバイト不足」にすぎない。


UNIQLOや外食チェーンのアルバイトが足りないだけ

実際、2014年現在テレビなどで盛んに取り上げられてるのは、外食産業以外ではUNIQLOなどのみ。「この数時間だけ働いてほしい」といった、お手軽に安くこき使える粗悪な雇用を増やしたい企業が増えただけ。

視点を変えて労働者側の立場になって考えてみると、そんな数時間だけ時給1000円かそこら働いても、一日の手取りは知れてる。もちろん毎日8時間キッチリ働けるわけでもなく、社会保険料などは全部事故負担。

「所詮は非正規」といっても良く、そういう人手不足が起きても、正直誰が困るんだろうか。

少子化で安く使える労働力が減ってる

またアルバイトの大半は、大学生。

学費や生活費、遊興費を稼ぐために、外食チェーン店などでアルバイトをしてる。だから、どのみち大学を卒業したら辞めてしまう不安定な労働。少子化でどんどん若者の数が減少している現状、それに依存したビジネスモデルが崩壊しつつあると解釈もできる。

だから景気がどうこう以前に、アルバイト的低賃金労働力そのものが減少してるというもっと大きな構造的な問題があったりする。

ちなみに田舎では、そんな雰囲気はない。実際新聞と一緒に入ってくる求人広告は、3・4枚がペラっと入ってたらいいところ。10年前は、もっと分厚く束になってたイメージ。

つまりアルバイトですらそこまで募集されてないのが、全国的な現状ではないだろうか。もちろん募集する媒体がネットなどに移行してる可能性はありますが。