2014年6月23日月曜日

サッカーで「視野」を広げるカンタンな方法

2014年6月現在、FIFAワールドカップが開催中。その試合の実況中でよく聞かれる言葉が、「視野」

要するに、周りの選手や状況が見えているかということ。テレビでサッカーの試合を観てると、どこにどの選手がいるかは一目瞭然。ただピッチに立つと、実はこれが分からない。

でも視野の広い選手だったら、見えてないはずの背後の状況も知っていたりする。じゃあこの視野を広げるためにどうすればいいのか?

実は、簡単。とにかく「首を左右に振る」こと。これだけ。

人間の「目」の仕組み

人間の目は意識しなくても、視界に情報が入りさえすればイヤでも脳ミソに入ってくる。だから視野を広げたければ、とにかく「見る」しかない。

ただ「ジッと」見る必要はなく、あくまで見るのは「一瞬だけ」でいい。とにかく一瞬でも情報が視界に入れば、どこに選手がいるかは直感的に把握できる。

でも草食動物たちのように、人間の目は横に付いてる訳ではない。だから、人間は右方向の状況を知りたいなら、顔を右に向けるしかない。逆に考えると、右にさえ向けば必ず右方向の状況が分かる。

視野が広いと言われがちな選手の試合を観戦する機会があれば、是非、チェックしてみてほしい。イタリア代表のピルロ、スペイン代表のシャビ、日本代表の中田が好例ですが、面白いぐらいキョロキョロと首を左右に細かく振ってる

また大事なことは、首を振るタイミング。「ボールを持ってない」状態で。首を振るべき。そうすればどこへ自分が動けばいいか、どの方向へトラップすればいいか、そういうことも判断できるようになる。ボールを持ってから、首を振ってるようでは遅すぎる。

テレビのように俯瞰から全体を眺められない以上、とにかく、視野を広くするにはいかに「首を振るか」にかかってる。首を振ったら振っただけ、それだけ視野も広がっていくはず。視野が狭いのは、首を振ってる回数が極端に少ない証。