結論を書くと、それは「ほぼウソ」だとオジさんは思う。
何故なら、最近は老人のために色んな公共サービスが充実してる。卓球やダンスなど無料で利用できて、老人同士が交流できる場所も多い。そんな充実したサービスが利用されてるのに、わざわざ老人が辛気臭い病院を受診するだろうか?
もちろんノー。
確かにそんな軽い病気で病院を受診するなよ、というツッコミは正しい。ただ、20代で感じる「痛み」と70代が感じる「痛み」とでは、捉え方が全然違ってくるはず。
何故なら、20代と70代とでは平均余命が全く違う。言うまでもなく、70代の方が圧倒的に残された人生が短い。つまりそれだけ「死」に対する認識が切実で、「痛み」に対してすぐ「大病にかかった」という発想を直結させてしまう。確率論的にも、20代より70代の方がガンの罹患率は実際高いだろう。
だから恐怖を覚えて、老人がすぐ病院を受診してしまうのも仕方がないことなのだ。