2014年6月14日土曜日

老人が病院に遊びに来てるってホント?

少し前、老人が病院の待合室などを談笑の場に利用してて腹が立つ、と批判したアイドルが炎上した。ナンデモ炎上する時代やな~と思いつつ、確かに「老人が病院に遊びに来てる」というウワサがあるのも確か。でも、これってホントなんだろうか?

結論を書くと、それは「ほぼウソ」だとオジさんは思う。

何故なら、最近は老人のために色んな公共サービスが充実してる。卓球やダンスなど無料で利用できて、老人同士が交流できる場所も多い。そんな充実したサービスが利用されてるのに、わざわざ老人が辛気臭い病院を受診するだろうか?

もちろんノー。

確かにそんな軽い病気で病院を受診するなよ、というツッコミは正しい。ただ、20代で感じる「痛み」と70代が感じる「痛み」とでは、捉え方が全然違ってくるはず。

何故なら、20代と70代とでは平均余命が全く違う。言うまでもなく、70代の方が圧倒的に残された人生が短い。つまりそれだけ「死」に対する認識が切実で、「痛み」に対してすぐ「大病にかかった」という発想を直結させてしまう。確率論的にも、20代より70代の方がガンの罹患率は実際高いだろう。

だから恐怖を覚えて、老人がすぐ病院を受診してしまうのも仕方がないことなのだ。