2014年6月1日日曜日

日本維新の会と石原慎太郎が「分党」を選んだワケ

2014年5月29日、日本維新の会がとうとう分裂。橋下徹さんと石原慎太郎さんが、お互いに新党を作ることを決定。

ただ何故か「分派」ではないことが注目されてたよ。


「分派」とは、Aという政党からBというグループが離党すること。つまりAという政党そのものは残ってる。でも「分党」というのは、Aという政党を解党して、Bという新党とCという新党を新たに作り直すことなんだ。

この違いは、ただ一つ。『政党助成金』を貰えるか貰えないかなんだ。「分派」をした場合、離党したBの議員たちに政党助成金が一銭も与えられない。ただ「分党」だと、Bという政党もCという政党にも政党助成金が配られるんだ。

今回のお家騒動では、具体的に残額『24億7100万円』の政党助成金が橋下グループと石原グループに分けられる計算。もし分派を選んでたら、石原慎太郎さんにはゼロ円も入らなかったんだ。「理念のために党を割った」とカッコいいこと言ってたけど、実はなかなか打算的なお爺さんだね。