2014年6月17日火曜日

サッカーの難しいルール「オフサイド」を簡潔に解説

2014年6月から開催されたサッカーワールドカップでも、オフサイドのファールを取られた選手がたくさんいた。

ただサッカーのルールで一番ピンと来ないのが、このオフサイド。

すごーく簡単に説明すると、『待ち伏せ』禁止ってこと。

一番最後尾のディフェンダーより前に行くな!

具体的に説明すると、相手ゴールキーパーと一番後ろにいる相手ディフェンダーの間でボールを受けたらダメ。要するに、キーパー以外の一番最後尾に立ってる選手より、後ろでボールを受けるとファール。

何故なら、そんな風に待ちぶせできてしまうと、ゴールキーパーと一対一で勝負できてしまうから。もしそういう姑息な戦法が通用したら、キーパーを除く9人でガチガチに守って、一人だけ前線に残ることが横行。こんな試合されたら、誰もがつまらないと感じるはず。

だから禁止されてる。

ディフェンスラインを上げる重要さ

そこで重要になってくるのが、味方のディフェンスライン。守備的な選手たちがいかに横一列に並ぶか。

何故なら、このディフェンスラインを高く上げれば上げるほど、相手フォワードを下げさせることが可能。サッカーの実況で「ラインを上げろ!」という解説を耳にするのは、そういうこと。逆に、このディフェンスラインが下がるほど、相手フォワードが好き勝手攻撃できる。

だから例えば相手の敵選手がパスを出す直前、味方のディフェンダー同士が一斉に前へ上がる。そうすると相手の敵フォワードがファールになって、味方ボールに変わる。この手法は「オフサイドトラップ」と呼ばれて、ディフェンダーをやっていく上ではすごく重要。2014年現在、日本代表でラインを統率してるのが吉田麻也。

ただ実際の試合では、「今のオフサイド?」とかなり微妙な判定も多い。オフサイドかどうかを判定する専用の審判(副審)がいるものの、やはり人間。ほんのコンマ数秒早いか遅いかで、ファールになったりならなかったりする。そのオフサイドが一つあるかないかで、試合全体にも大きな影響を及ぼす。

だから、この攻撃と守備選手の『駆け引き』はすごく重要。でもめちゃめちゃ面白い部分でもある。まさにサッカーの見所の一つだから、このオフサイドのルールは是非知っておきたいところ。