2014年6月19日木曜日

サッカーにコールド勝ち・負けがあるのか?

サッカーの試合を観てると、たまにスコアに大差がつく試合がある。例えば、2014年開催のサッカーワールドカップ・ブラジル大会の一次リーグ。スペイン対オランダ戦は、5-1でオランダが勝利。また数日後に行われたドイツ・ポルトガル戦では、4-0でドイツが大勝。

さすがにここまで点差が開くと後半20分台後半に入ってくると、消化試合感がハンパなくなってくる。

そこで考えられるのが、サッカーの試合でも野球のように『コールド勝ち』や『コールド負け』があるのかということ。いわゆるコールドゲーム


あくまで90分間を消費するのがサッカー

サッカーでは「コールドゲームは存在しない」というのが答え。厳密には昔のワールドカップ予選ではあった模様。ただし、今は基本的に存在しない。

あくまでサッカーの試合は、90分(高校生だったら80分)間を使い切ることが目的。だから仮に0対50のスコアになったとしても、終了のホイッスルが鳴るまでは試合続行。実際たまにそんな結果の試合がある。

例えば、東南アジアといった弱小国などと対戦した時がそう。ただ、あまりに実力差がありすぎて大差が付くことが多い。その結果、選手たちは後半ぐらいからヤル気を失くなって、ダラダラとプレイしがち。

2014年5月に行われた女子アジアカップで、FIFAは「差別をなくそう」と同じぐらいのレベルで、「最後までちゃんとプレイしよう!」というモットーを掲げたぐらい(笑)

良くも悪くも、サッカーはキッチリ時間通りに始まって、キッチリ時間通りに終わる。だから途中で試合を止めてしまうコールドゲームは存在しない。おそらく商業的に扱いやすいからだと思う。野球などはいつ終わるのか分からないので、番組の予定を組むのは大変そうですから。

アメリカ国内ではコールドゲームは存在

ただし、それは日本国内での話。アメリカ国内では別。

例えば学生サッカーでは、前半に10点以上のスコア差が生まれると、多くの州においてはコールドゲームが適用されてる。他にもブラインドサッカーなど、いわゆるアマチュア系の組織ではしっかりコールドゲームが存在する模様。