1次リーグのスペイン対オランダ戦では、ファンペルシーとロッベンが爆発してオランダが大量5得点を決めた。ドイツ対ポルトガル戦では、ドイツのミュラーがハットトリック。
そこで気になってくるのが、果たしてゴールを決める確率を高めるには、どうすればいいのかということ。
実はシンプル。「ゴールポストやクロスバー」を狙ってシュートを打てばいい。
ゴールを決めたければ、ゴールポストとクロスバーをねらえ!
何故なら、「外しちゃいけない」という気持ちが逆に強くなりすぎて、ゴールの枠から外れないようにむしろド真ん中を反射的に狙ってしまう傾向が強い。また普段の練習から、真ん中のゴールネットに入れる習慣しか身に付けてないことが、更にそれに拍車をかけてる。結果、ゴールキーパーがシュートを難なくキャッチ。
日本代表の試合などを観てると、「何でお前は真ん中を狙うねん!?」とガッカリすることも多々ですが、その理由はそういうこと。
ポストやバーに当たっても次の展開に繋がる
一見、バーやポストを狙ったら外れる可能性が増えそうですが、むしろ確実性は増す。何故なら、方向性が2パターンしか存在しないから。例えば右のポストを狙う場合、確かに右にボールが行けば外れるが、逆に左にさえ行けばゴールに入る。左のポストや上のバーでも同じ。言っちゃえば、確率は「2分の1」。
また相手ゴールキーパーやディフェンダーの位置はコロコロ変わる。それだけフォワードには「判断力」が問われてくる。ただ現実問題、そのせいで一瞬の致命的な迷いが生まれて、なかなか理想通りのシュートは打てない。
ただポストやバーの位置は常に同じ。だから決め打ちしておけば、その判断にそもそも迷うことが少ない。またバーなどを狙おうと意識することで、シュートを無闇に飛ばしすぎる欠点も防げる。
ポストやバー周辺のコースは抜群
なにより「コースが抜群」ということ。ゴールキーパーとしては、かなりキャッチしづらい位置。もし正確にポストやバーの周辺にシュートを飛ばせれば、せいぜい弾くぐらいが関の山。またポストやバーに当たったとしても次の展開に繋がりやすいので、自分が決められなくても味方選手が押しこんでくれる可能性が高まる。
そもそも試合中では完全に狙い通りの場所にボールを飛ばすことは、実は一流のプロ選手でもまず少ない。疲労しきった後半だったら、なおさら。ただそこで「的」を作ることで、却って狙いが定まりやすくなってシュートの精度も上がるはず。
だから普段からポストやバーを狙う練習をしておけば、いざという時は功を奏するんではないだろうか。これはプロに限らず、小学生や中学生レベルの試合でも通用する話。小中学生以下の場合、キーパーの身体が小さい分、かなりゴールが決まる可能性が高まるだろう。