2014年7月10日木曜日

匿名同士の中傷は名誉毀損にあたる?

ネットをやってると、どうしても付きまとうのが「中傷」。あることないこと罵詈雑言を言ったり言われたり経験した人も多そう。

そこで売り言葉に買い言葉、さすがに「アチャー言い過ぎた」と反省することも多々あって、自分が訴えられたりしないだろうかと心配になった人もいそう。

でも実は匿名同士では名誉毀損罪は成立しない


名誉は実名に対して存在する

基本的に、法的に守られるべき「名誉」は実名にだけ成立する。安倍晋三や菅直人といった具合に、その名前を出せば具体的に顔が浮かぶ。そんな人が周りに一人でもいれば、守られるべき名誉が存在する。

だからハンドルネームで活動してる相手であれば、基本的に何を言っても許される。また逆に、ハンドルネームで活動していたら何を言われても対応しようがない。

例えば「プニョんペン太郎」というハンドルネームを聞いた所で、おそらく現実世界の誰であるか分からない。つまり守られるべき名誉は存在しないので、何を言っても言われてもオッケー。

芸名を使うタレントにも名誉毀損は成立

ただ言うまでもなく、本名ではなく芸名で活動してるタレントにも名誉は存在。

何故なら、世の中に「顔」を晒してるワケだから、「優香」という名前を聞けば、誰しもが「あの優香」の顔を思い浮かべるはず。もちろん顔だって、個人を証明する最大の要素。

架空のキャラクターに対する中傷もオッケー

もう少し具体的に言うと、剛力彩芽に対する中傷はダメだけど、ポケモンのゴーリキーはオッケー。ハンドルネームだけではなく、架空の人物やキャラクターに対しては、もちろん守るべき名誉は存在しない。だから何を言っても、基本的に許される。

ただ剛力彩芽といったタレントに対しても、正当な批判であれば多少辛辣なことを言っても問題ない。

例えば、演技が上手くない。歌や踊りも大して上手くない。合コン三昧がバレて反省するのはいいが、逆に丸刈りをしてパフォーマンスに使ってんじゃねーよ。総選挙の順位も全然大したことがない…ってこれはAKB48の峯岸みなみか。