2014年5月31日土曜日

集団的自衛権ってどういう意味?

2014年現在、総理大臣である安倍晋三さんが悲願なのが「集団的自衛権」。憲法改正もなく、それを行使できるようにするため画策されてる。

ちなみに国を守るための権利が、自衛権。その自衛権には、一般的に「個別的」と「集団的」の二つが存在する。

個別的自衛権とは、あくまで『自分を守るため』の自衛権。例えば自分の敷地に入ってきたら、撃っちゃうかもですよ的な感じ。だから、概念的には比較的分かりやすいと思う。

そして今回問題となってるのが、後者の「集団的」自衛権。ざっくり言うと、『他の国と一緒に集団で守り合う』自衛権のこと。

ただ少し分かりづらいので、具体的な例を出すと、友達のアメリカが中東で攻撃されてる時に、日本も中東に乗り込んでいって、アメリカに加勢して中東の人たちを殺しちゃうってこと。

もう一つ例を挙げると、2014年現在、東欧のウクライナでゴチャゴチャしてる。そこへロシアが軍事介入しているとされてる。例えば、そこへ日本がロシアと一緒に参加して、ウクライナの人たちを殺しちゃうことを認める権利。

だから「集団的」と表現するよりも、他国へ乗り込んでいくわけだから「侵略的」自衛権と言い換えた方が分かりやすい。

ただ日本には現在の憲法9条があるので、集団的自衛権を行使することは禁止されている。つまり憲法改正もなしに、集団的自衛権を認めるのは法的にかなり難しいと言われてる。